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望星薬局

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患者様向け情報

手指の消毒

昨今、新型コロナウイルスの流行に伴い、色々な施設でアルコール消毒剤が設置されるようになってきました。そこでアルコールによる手指消毒についてお話したいと思います。

 手指の消毒では擦式アルコール手指消毒剤がよく使われています。これは消毒剤を手指に擦り込んでいって使用するものです。今回はこの擦式アルコール手指消毒剤による手指の消毒の方法をお話したいと思います。

 最初にアルコール消毒剤を手のひらに取ります。使用する量は製品や消毒をされる方の手の大きさによって変わってきますが、少ない量だと効果が落ちてしまう為、約3mLを使用します。一般的なスプレー式の製品だと1プッシュ分になります。

次に手のひらに取った消毒剤を両手の指先に擦り込んで下さい。そうして指先の消毒を行った後、手のひら、手の甲、指と指の間、親指へと擦り込んで下さい。その際、指の根元まできっちり擦り込むように気を付けるようにしてください。最後に手首にも擦り込んでいき乾燥するまで擦り込んだら終了となります。

 アルコール消毒と聞いて手が荒れることを心配される方もいると思います。しかし、現在使われている手指用のアルコール消毒薬には皮膚を保護する成分も入っているため、流水と石鹸による手洗いより手荒れしにくいといわれています。

 なお、濡れた手のままで手指のアルコール消毒をすると、アルコールの濃度が変わってしまい効果が十分に発揮できなくなってしまいます。その為、アルコールによる手指の消毒の際はあらかじめ手を乾燥させてから行ってください。

また、目に見える汚れがあるときはこのアルコール消毒法では、消毒の効果が期待できません。流水と石鹸による手洗いを行ってください。

 また、アルコール消毒剤を購入して家で使用している方もいらっしゃると思います。その際に注意していただきたいのが、アルコール消毒剤は引火する可能性があることです。タバコやコンロ等火気の近くで使用しないでください。

 アルコールによる消毒は一部のウイルスなど効果がないものもありますが、それでも多くの菌、ウイルスに有効です。ただし適切な方法で消毒を行わなければせっかくの高い効果も落ちてしまいますし危険もあります。今後も手指のアルコール消毒を行う機会が多いと思いますので正しく使用していきましょう。

薬剤師 千葉薫