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望星薬局

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患者様向け情報

乾癬

「乾癬(かんせん)」という病気を知っていますか?
乾癬とは皮膚にできた発疹が赤く盛り上がり、その上に銀白色の皮膚の粉(鱗屑)がくっついているような状態になる皮膚の病気です。

かゆみはおよそ50%程度の方に見られ、爪の変形、関節の痛みや腫れが起きることもあります。
皮膚症状の出る場所や見た目は人によって様々ですが、頭皮や髪の生え際、肘、膝などの体の表面が刺激を受けやすいところに出やすい傾向があります。症状が出ていない部分でも引っ掻いたり、衣服や眼鏡などにより刺激を受けると新たな発疹が現れることがあるので、肌にひっかかりにくい衣服の素材やサイズ選びなどにも注意が必要です。

 現在、日本には50~60万人の患者さんがいると考えられ、徐々に患者数も増えてきています。
男女比は2:1と男性の方が多く、発症年齢は思春期から高齢者まで幅広いですが男性は50代、女性は20代と50代が多いとされています。
乾癬の原因は完全にはわかっておりませんが、なりやすい体質の方にストレスや食生活、感染症、特殊な薬剤等の影響が加わると発症すると考えられています。
欧米人では、家族に遺伝する割合は3割程度と高めですが、日本では4~5%と遺伝する確率は高くありません。

 治療薬としては塗り薬から始めることが一般的ですが、最近では飲み薬や紫外線を使った治療、抗体を使った注射薬など様々な治療法が行われています。
薬による治療に加えて、症状を悪化させないように栄養バランスのとれた食事や規則正しい生活を心がけることも大切です。

 乾癬(かんせん)はその名前から「うつる病気」ではないかと誤解されますが、感染する病気ではありません。
温泉やプールに一緒に入っても問題ありません。周囲からの誤解や偏見により、患者さんは外出や肌の露出をためらい、孤立し、生活の質が下がると言われています。
正しい知識を持つことが、患者さんの生活を守り、治療に専念できる環境を作りますので、病気を理解する姿勢が何よりも大切です。

薬剤師 佐次田  惇