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患者様向け情報

レストレスレッグス症候群

脚がむずむずする、脚を動かしたくて我慢できなくなるなど、脚の深部に何とも言えない不快感があることはありませんか。

その症状が安静時に始まる、あるいは安静時にひどくなる、夕方から夜にかけてあらわれたり、強くなったりするなどの傾向がある場合、もしかしたらレストレスレッグス症候群かもしれません。

 

我が国の調査では、レストレスレッグス症候群の患者さんは人口の2%~4%で、200万人以上いるとされていて、決してまれな病気ではありません。患者数は女性が男性の1.5倍と言われています。

 

症状は、脚を動かさずにはいられない、虫が這っているような感じなど様々に表現されます。夜間に症状を感じやすい傾向があり、なかなか寝付けず、いったん眠っても脚の不快感で目が覚めてしまうことが多いなど睡眠障害(不眠症)の原因になっていることもあります。

また、レストレスレッグスという名前がついているものの、不快感を覚える部位は脚だけではありません。臀部、腕、体幹など全身様々な部位に症状が出る人も10%ほどおり、顔の不快感が主な症状という人もいます。しかしほとんどの場合、脚から症状が現れ、その後他の部位へと広がるようです。

 

症状発現の背景には、様々な要因が知られるようになってきましたが、ベンゾジアゼピン系薬剤など特定の薬剤の使用を中止した人、カフェインや中枢刺激薬などの刺激物や特定の抗うつ薬を使用している人、鉄欠乏症・貧血がある人、妊娠中の人、多発性硬化症やパーキンソン病などの神経疾患がある人で起こりやすい傾向があります。

 

レストレスレッグス症候群は生活習慣の改善や薬物療法に症状を良くする効果が期待されています。

生活習慣の改善には禁酒・禁煙、食生活の改善などが挙げられます。食生活の改善には、症状を悪化させる可能性のあるカフェインを摂取しないようにする、鉄欠乏症や貧血の対策としてビタミンCや鉄を含むビタミンやミネラルを摂取することなどが挙げられます。

薬物療法では、もともとパーキンソン病の治療に使われていた薬や、てんかんに使われていた薬がレストレスレッグスへの効果が認められてきており、現在治療薬として用いられています。効果不十分な場合や不眠の症状が残る場合は不安・神経症に用いられる薬を追加で使用されることもあります。

 

レストレスレッグス症候群が心配な人は睡眠の専門外来や精神科、心療内科、内科などで検査や治療が受けられるので相談してみて下さい。

 

2019/10/5 齋藤優美